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私の冬の想い出といえば、おじいちゃん。
私には父方母方、2人のおじいちゃんが居るはずなのだが、想い出は極めて少ない。 なぜかというと、大人の事情というか、なんというか‥ しかしひとつだけ想い出がある。 ある冬の日、母方の実家へ行った。 おじいちゃんはお酒を飲みながら喋っている。 そのつまらない話を聞いている幼少の私に突然クイズが出された。 「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ‥、さてこの後はなんだ?」 そう聞かれた私は得意気に「いつつ!」 「そおかな?いち、にー、さん、よん、の次は『ご』だろ?だから答えは『ごっつ』。わははは」 それを聞いた小さい私は「なんでそーなんのっ?」と不貞腐れた記憶がある。 酔っ払ったおじいちゃんは続ける。 ![]() もちろん私は間髪入れずに「2っ!」 「そおかな?」と微笑むと飲んでいた酒を一滴、テーブルに垂らす。 「これは1だ」、そして再び酒を一滴、その上に「たす1は‥」と一滴垂らす。 表面張力する酒の雫は合体し、ひとつの粒に。 今でもその時のショックは覚えている。 私がヌコだったなら、きっと耳をピンと立てていたに違いない。 小学校に上がっていたか否かの私だったが、おじいちゃんの言いたいことがすぐに解った。 「ひとつ、ふたつと数えて、5つ目が『いつつ』となるのは『決まり(ルール)』だ。1足す1が必ずしも2でない時もある。決められたことに騙されたり惑わされたり、考えもしないでただ覚えたりしたらダメだ」 そんなことを言っていた。 もちろん酔っ払いの戯言なのだが、私はその時、何かを学んだ。 おじいちゃんに教わったのはそれだけだったけど、私の人生においてなにか問題に直面した時、なにかを判断、決定しなければならない時、必ずこの時の事を思い出す。 「三つ子の魂百までも」というが、きっとこういうことなのだろう。
by paranoid_eyes
| 2006-01-26 21:44
| Digression 余談
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Comments(3)
すごい、じーちゃん..ですね^-^
響きました すてきないいおはなしでした..便乗しちゃってm__mアリガトです..。
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