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「もし貴方に、大切にしたい人、 悲しませたくない人が居るのなら、
今すぐ喫煙を止めてください」 私はタバコを嗜まない。 前記の通り、もし吸えたなら芸の幅も広がったのかもしれないが、 学生の頃からタイミングが悪く(良く?)きっかけが無かったため今まで無煙の状態で居る。 しかし俳優仲間や諸先輩方と話しても、「吸わないなら吸わない方がイイ」と必ず言われる。 きっと彼らも止められるものなら止めたい人間で、その人種の方がかなり多いようだ。 ココ数年は時代の流れか、あまり撮影でもタバコを吸うことを演出されなくなった。 私の好きな俳優にユル・ブリンナーという人物が居る、というか居た。 彼は超ヘビースモーカーで一日5箱以上を空にしていたが、 それが直接的な原因で肺癌に因り亡くなっている。 学生の頃の論文で喫煙について書いたことがあり、そのときに調べたのだが、 彼は自分の余命が少ないと知らされてからすぐに、 自宅のスタジオであるビデオを収録した。 それは彼が椅子に座り、カメラに向かって語りかけるというシンプルなもので、その内容は 「私はタバコの吸いすぎで死にました。 もし貴方に、大切にしたい人、悲しませたくない人が居るのなら 今すぐ喫煙を止めてください」というメッセージCMだった。 彼はそのビデオを自分の死を待って、放映するよう遺言に遺した。 事実、彼の死を報じた全米のメジャーチャンネルでは、 その直後に遺言通りそのビデオが放映されたわけだが、巷は騒然となったそうだ。 それはそうだろう、有名俳優が亡くなり、 その後たたみかけるようにその本人が映像で禁煙を訴える、 それがかなりショッキングな出来事だったであろうことは想像に足る。 実際にそれが原因で当時のマルボロの売り上げが著しく激減した歴史もある。 私の周りでも禁煙を決意する人が増えてはいるが、 リバウンドして再び吸い始めてしまう人も多いらしい。 タバコというものは酒やドラッグと違い、 死の直接的な要因になることは少ないように感じる錯覚を起こすが、 リアルな話、 強制的に血中に二酸化炭素やタール、ニコチンをぶち込んでいるわけだから良いはずはない。 様々な病因となっているのは明らかなこと。 試算では、タバコの税収よりも 喫煙に起因する病気への健康保険の投入で 全く足が出てしまっている。 「俺の病気にはタバコは関係が無い!」 と豪語する喫煙者も少なくないが どの病気を患っても、医師には 「まず、喫煙を止めて下さい」 と諭されることが殆どで、 それが何よりの証拠であろう。 しかしこのご時世、そんな手段ででもプチトリップしないと 神経がもたないというケースや 環境も少なくないのは理解できる。 だから私は自分の愛する人たちには節煙を勧めている。 ユルは自分の病に気づいた時には既に手遅れであったが、 その死をもって時代の流れを大きく変えることができたという大往生だったのだろう。 私が彼を好きになった理由はこの事件が大きく影響しているのは確かだ。 彼の代りにもう一度記そう 「もし貴方に、大切にしたい人、
by paranoid_eyes
| 2005-04-20 18:53
| Moviegoer 映画
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