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「ぼくはもう、音楽で出来ることが何も無くなってしまった。」
こう言って彼は今世の旅を終えてしまった。 加藤和彦、わたしは彼をあまりよく知らない。 しかし、ある仕事でわたしは彼とリンクしていた。 だいぶ前にチラリと紹介したNHKのレギュラーの仕事で、 わたしの役名が「加藤和彦」。 そのドラマは武田鉄矢氏のエッセイ、 少年期から青年期を描いたもので、 わたしが出演したのは第3章。 後に海援隊を作る伏線を感じさせるような内容だった。 わたしはその主人公(鉄也)の親友であり、 音楽を始めるきっかけを与える役柄なのだが、 ギターを弾きながらフォーククルセイダーズの「帰って来たヨッパライ」を歌うシーンもあり、 昭和の良き音楽性をふんだんに盛り込んだ内容だった。 彼はその時代に、そして後世にも多大な影響を与えた音楽家。 もちろんこの役名も、彼をリスペクトして登場させたのだろう。 その名前を光栄にもいただき、ドラマの中でギターを手に歌わせてもらった。 今、彼が旅立ってこう思う。 成功したものにしか味わえない挫折なのだろうか? そこまで追い込まれるような何かに取り憑かれていたのだろうか? その答えは彼自身にも解らなかったのかもしれない。 とりあえずわたしは、まだやることが残っている。 それをひとつひとつ片付けているうちに、 またやることが増えるだろう。 それは決して悪いことではないのかもしれない。 長い階段を、雲の階段を、ふらふらと登る日はまだ先のようだ。 先んじて階段を登っていった偉人に合掌。
by paranoid_eyes
| 2010-01-08 21:28
| Music Lover 音楽
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